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週刊わやソング

2008.6.28号

特集:45歳誕生日の「わやソング四半世紀」ライブ


あんまり自分の誕生日を記念してライブをやろうって人はいないよね。
ボクもそう思うのだけど、プリウスでのライブが決まったとき、
これは誕生日ライブにするしかないなって思っちゃったのだ。

それが45歳という区切りの年齢だからなおさらね。
そうそう、それも50歳と比べるとインパクトに欠けるから、
20歳で弾き語りを始めて、ちょうど25年・四半世紀ってのを付加したのだった。

実は誕生日の前日もアランプーサンのアコナイトだったので
誕生日ネタを使えたのだ。
たまたま司会役だったのが幸いして、
出演順をトリにすることができて、
さらに「このあと0時になるとボクの誕生日です」なんて前フリもできたし。
選曲にも『ラララめでたい誕生日』を入れたしね。

で、偶然だけどうまくいったのが、2曲目の『自動車運転免許』を歌い終わったとき、
時計を見たらなんと0時5秒前だったこと。
思わずカウントダウンしてしまう。
そして0時ジャスト、ボクの腕時計のアラームが」鳴り出す。
うれしいことにマスターからチンタオビールの差し入れ有り。
何人かの人と乾杯をしておめでとうって行ってもらえて幸せを感じる。
振り返っても、ボクの誕生日がまずお祝いで始まったことなんてあっただろうか。
そして、次の夜の誕生日ライブに向けてのモチベーションもあがったのだった。

さて、プリウスでのライブは3回目。
今回は3人出演で、ボクは真ん中。
30分の出演時間だ。

誕生日ライブなので、
重ねてきた年月を振り返ったり
これからもこんな風に生きていこうってカンジの歌を選曲した。

まずは、『ラララめでたい誕生日』

普通は誰か他の人の誕生日をお祝いしてあげるときに歌うのだけど、
たまには自分のために歌ってもいいよね。
ラララのおっかけもお客さんにやってもらったし、
このときのためだけの詞も作って歌ったのだった。

たまたまその日がライブの日
なんてラッキーそんなことはめったにありません
今日は正真正銘ボクの誕生日
45歳めでたい誕生日
ラーララ ラーララ ラーララーララめでたい誕生日


前回の特集「替え歌」に通ずるところあり。

続いて、『父ちゃんが伝えてくれた』

実はこの歌のエピソードの小学校6年のときというのは
親父がまさに今のボクと同じ45歳のときだったことが判明。
もちろん親父は「父ちゃん」って感じだったし、
子供にはその経験や考えの全貌は掴めないくらい大きな存在だった。
じゃ、今、45歳になった自分を省みると、
そのあまりの幼さに愕然とするのだ。
当時ボクが親父に対して感じた畏敬を、
息子たちが、ボクに対して感じてるわけはないし。
ま、いろんな父親像があってもいいと思う、と逃げておく。

3曲目は、『偉い人』

そんなボクが偉そうに息子に「偉い人とはどんな人なのか」を語るのだ。
あつかましいかもしれないけど、
ここで歌ってる「偉い人」の定義は、
ボクは間違っていないと思うし、
歌い続けていこうと思うのだった。

4曲目はちょっと遊びを入れて、『正義の人!ガングリオン』

愛とか正義とかを真剣に歌うのは難しいのだけど、
こういうフィクション世界を借りて主題歌として歌うのなら問題なし。
我ながらいいアイディアだと思うのだった。

そして最後は、『心にはユートピア』

結局、ボクが歌い続けてきたもの、これからも歌っていきたいものは、
この、きっと希望はあるし、嘆いていてばかりではつまらないよ、と、
いうスタンスなのだろう。

記念ライブの選曲はこのとおり。
ややまじめな社会派シリーズに偏ったかも。
四半世紀記念だからいいかな。

とはいえ、あくまでも「わやソング」は
聴くととにかく笑えるっていう歌が中心であることは確か。
また場所を変えて違うアプローチで
「わやソング四半世紀」をやりたいと思っているのだった。




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