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週刊わやソング

2006.5.7号

特集:大人と子供

2006.4.27 アラン・プーサンにて行われた「○得ライブ」を再現します。
今回は大人と子供の関係をテーマに
最近あまり歌っていなかった子育てソングから選曲しました。
曲名をクリックして、是非、歌詞を読んでください。

そうそう、本題からは外れるのですが、
「子供」という表記は良くないので「子ども」とすべきという意見があります。
「供」という漢字が子どもを一人の人間として認めていない印象を与えるからでしょうか。
ボクもそういわれればそりゃ「子ども」としといたほうがいいかな、と思ったこともあります。
ただし、この問題はちょっと調べてみるとそう単純ではないようで、
ここでは「子供」を使い続けることにします。
(ネットで「子供」「子ども」「表記」とかのキーワードで検索するとたくさんヒットします)


今日は久々に子育てシリーズをやります。
一時期はそればっかり作ってたこともあったのですが、今ではさっぱりです。
というか、新曲自体ずいぶんご無沙汰してるのですが。

さて、「大人」と「子供」といっても、
ご存知のようにボクには二人の息子が居て、
ボクはまぎれもない父親で、
そのボクが考える「大人」と「子供」は
イコール「父」と「息子」ということになるのです。

では最初にタイトルズバリの『大人と子供』を歌います。

ここで歌っている「大人」と「子供」の違い、
そして例外なく「大人」はかつて「子供」だったということに
頷いてもらえたら嬉しいのです。



「大人」と「子供」の違いといえば別の角度からこの写真で説明してみましょう。
ボク(=大人)のキャンプの愉しみは、
車を運転することやキャンプ場を選ぶこと、
サイトを設営すること、キャンプ道具などにあるのですが、
次男の愉しみはズバリ、手前の池で
水棲昆虫やオタマジャクシやメダカを捕ることなのです。


父親にもいろんなタイプがありますよね。
ボクはたぶんいわゆる「友達」タイプなのです。
「父」はどうあるべきか、異論はあると思いますが、
自分が「なりたい」父親像と、
自分が「やりたい」父親像も、
少し違ってたりするのです。

ま、父親がどんなタイプであろうが、
息子が健全に成長してくれればいいのです。
その点では、子育てシリーズの歌には
息子をネタにしてウケを狙っただけのようなのもあって
息子には「このくそ親父」と思われているかもしれないし
ダメ父かもしれませんね。

ではウケ狙いソングの代表『トイレトレーニング』を聞いてください。

「子育て」にも大きく分けると二つのカテゴリーがあって、
子供が小さいときは授乳やオムツ替えから始まって
「子育て用品」が主役の時期がその一つ。
これがやがて受験とか思春期だとか反抗期だとかの
もう一つの段階に進むのだと思います。

子育ては大変だ、というと前者のイメージが強いですね。
おでかけの際には哺乳瓶や替えのオムツなどの荷物が大量になって、
ベビーカーにたくさんぶら下げてたものです。
そのベビーカーも大きな荷物だし。
それがだんだん少なくなって、二人とも自分で歩くようになって楽になった今では、
またもう一人育ててみようかという気にはなかなかなりません。
まだできても不思議ではないのですが。

では息子たちのノンフィクションソング、まずは『次男』を聞いてください。

兄に比べるとまだまだ幼い次男ですが、
小学校5年生になりずいぶんたくましくなってきました。
まだお出かけには付いてきてくれるし、
キャンプも喜んで行きたがってくれます。

その点、兄は中学3年生で受験を控えているとはいえ、
その付き合いの悪さはちょっと前までライブでデュエットしていたとは
想像もできないくらいなのです。
特に温泉には全く付き合ってくれません。
ま、そういう年頃なのはわかりますけどね。

『次男』の続編に当たる『長男』を歌います。

この2曲は、サビの歌詞だけみると、それぞれ
♪カナシイなあボクは次男♪
♪悲しいなあ僕は長男♪
となっていて、わざと全く同じにしているのだけど、
メロディは全然違っているのが面白いでしょ。
漢字やカタカナの表記も意識して変えてあるのです。

ボクは愛のムチというのはあり得ると思います。
もちろん愛がなければただの暴力になってしまいます。
身体が傷つくこともいけないし、心を傷つけてしまうこともいけません。
使い方のとても難しいムチだと思うのです。

思わずかっとなって息子の頭をたたいてしまった実話に基づく
『父親失格』を歌います。

今日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次がラストの曲です。
ただし、ちょっと長いですが。

ウチの庭のビワの木は、
2年たって、もう次男の身長と同じくらいになりました。
時は流れ、人も植物も成長し、
親から子へ、大人から子供へ、
伝わっていくものがあります。

『ビワの木』






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