ライン

週刊わやソング

2008.12.20号

特集:録音すること


このホームページでは
MP3ファイルで音源も公開してるのだけど、
実は録音はあまり好きではなかったりする。

何でかというと、
ライブで歌ってるときは気にならないのだけど、
録音したものを後から聴くと、
あ、また失敗した、とか、
なんじゃこのリズムは、とか、
それにしても下手やなあとか、
しみじみ感じてしまうからなのだ。

一時期、友人に借りているMTRで多重録音するのが面白くて、
それで残した曲もたくさんある。
自分ひとりでハモリを入れることができるのが楽しいのだけど、
そのうち飽きちゃって、
もうずいぶん長いことMTRは使っていないのだ。
パーカッションを重ね録りしたり、
CDを作ったりっていうのも初めは面白かったけど、
最近は気が乗らないし。

とことん満足するまで録り直すっていう性格ではないので、
それで行き詰ったりということはないのだけど、
出来上がりの完成度は低くなるよね。
だから公開済みのも録り直したいってのはけっこうあるのだ。
でもそれをなかなかやらないのは、
やっぱ録音はあまり好きではないってことになるのだろう。
それとも単なる面倒くさがりやってハナシも。

気になってたのは、「わやソングブック」のうち、
新しいほうから6曲は
「音源は今しばらくお待ちください」って状態が、
ずっと続いているってこと。
それに、もしボクが死んじゃったり、
耳が聞こえなくなるとかで歌えなくなっちゃったら、
どんな曲だったかわからなくなってしまうのがイヤなだったのだ。

ま、さあ録音!ってなると駄目だけど、
ライブを録音するのだったら気軽にできる。
じゃあ、ってわけで、2008年11月7日のYUMEYAライブでは、
「残したい♪わやソング」と題して、
公開録音をすることになったのだった。

しばらくぶりでデジタルビデオカメラを使う。
このテープメディアのビデオカメラは
息子の成長記録では重宝したけど、
だんだん使う機会が減ってきて、
この夏、防水のビデオカメラを買ってからは
さらに出番無しってカンジになってたのだ。
そういえば壊れてたような気もするし。
でも今回は何の問題もなく使えてありがたかったね。

ビデオカメラなので当然映像も撮れてるのだけど、
再生してみたらギターを弾く手元しか映ってなかったから
映像にはイミがないわね。
いちおう、画面のキャプチャーやってみた。


おぉ、けっこう簡単に出来たぞ。
また今度やってみよう。

さて、そのときの音源をライブ再現型で公開しよう。

まずは『つまみ食いでビール』から。
なぜかいつものライブより緊張してて、
ハーモニカもハズし気味でスタート。
歌詞を間違えたり、
一瞬止まってしまったりと出来は散々だったけど、
お客さんはリラックスできたでしょ。

対バンのSide−Bさんが三重県から来てるので、
ボクも最近何度か行ってるよとトーク。
長島温泉湯あみの島へ行ったハナシでウケを取ろうとしたりも。

2曲目は『ビワの木』
ギターはスリーフィンガー奏法なのだけど、指が滑らかに動いていないや。
ところどころコードを間違えてるのは想定の範囲内だけどね。

3曲目の『眠い』は、お客さんに起こしてもらうタイミングを重視。
協力してくれたお客さんには大感謝なのだ。
歌もギターもけっこういいノリでできたような気がする。

4曲目に『父ちゃんが伝えてくれた』を持ってくる。
長い歌とそうでもない歌、
アルペジオの歌とストロークの歌、
そういうバランスを考えた曲順なのだけど、
トークのつながりがなかったのは反省点だね。

5曲目の『ゆでタマゴが好き♪』はもう力を使い切るカンジで。
いつも2カポでやってるけど、
ライブ後半の疲れを考慮して今回は1カポで。
なるほど、いつもは無理してたのかも。
歌詞を間違えたりはいつもより少なかったかな。

最後6曲目は『生まれてきた君に』
いつもやる曲紹介トークは、下ネタだし、
お客さんの反応は読めてないのだけど、
なぜか言わずにおれないのだね。

これで予定通り50分程度に納めて、
無事終了というところなのだけど、
嬉しいことにアンコールをいただいて、
さらにありがたいことに「鳩の歌」とのリクエストをもらえて歌集をめくり始める。
今回は選曲した6曲だけを別のファイルに入れて使ってたので、
アンコール曲は本来の歌集ファイルを持ってこなくてはいけない。
準備してないとトークしたけど、
その歌集はすぐ横に置いてあったので
アンコールやるつもりだったのはバレバレなのだった。

で、『バルコニーの鳩』
何度も「10分以上かかるけどいいですか」とか言っちゃったけど、
ホントは10分をちょっと切るくらいでやれるのだった。
比較的ミスは少なかったと思うけど、
エンディングはぐちゃぐちゃになっちゃったね。

テープを止めたら1時間2分になっていた。
パソコンにはビデオカメラで再生した音をアナログ録音する。
そのままCDに焼いたら1時間物のライブCDができた。
自分で聴くのはいろいろ反省点とかわかって有意義なのだけど
聴いてみたいって人いるかな?


inserted by FC2 system