週刊わやソング2002.1.5号  前号へ  次号へ バックナンバーへ

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おろかな人、やさしい人    1987.2 MP3で聴けます


今日の僕はとても さわやかな気分 誰にでも「おはよう」と声かけたいくらい
いいことを見つけてうれしくなれば 道行く人みんなの幸せを唄う
確かに街は少し 味気ないところ 見ず知らずの他人達が 交差して泳ぐ海
足元だけを見つめ 人の痛みは知らず 感じないことを気にもしない さびしい人達

  どちらも本当のことだろう
  安らぎを求め 人は懸命に生きている
  だけど この世を地獄に変えるのは
  そんな人の愚かさだけだろう


今日の空はとても 青く晴れわたり 白い雪を頂く はるかな山も見える
胸いっぱいに冷たい空気を吸えば 温かい血は生命の喜びを唄う
確かに街は少し 殺風景なところ コンクリートと電線とアンテナの茂る森
ガソリンが燃えて 撒き散らされる煙 なくしたものに気づかない のんきな人達
  どちらも本当のことだろう
  自然を蝕み 人は わががまに生きている
  だけど まだ 望みがあるとしたら
  そんな人のやさしさだけだろう

  だけど まだ 望みがあるとしたら
  そんな人のやさしさだけだろう

  そんな人のやさしさだけだろう




 2002年の始まりです。一昨年は2000年問題、昨年は新世紀のスタートということで、年が改まることをそれなりに意識していたと思いますが、今年はいつのまにか変わってるって感じです。新世紀になると人は賢くなって、前世紀に積もり積もった色んな問題を解決していけるような期待感もあったと思うのですが、実際には国外・国内を問わず重大ニュースには暗いニュースがあふれてしまいました。
 人は愚かだ、だけどボクは人のやさしさも信じている。

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