週刊わやソング2001.1.5号(21世紀第1号)  前号へ  次号へ  バックナンバーへ

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たきっこの歌      2000.11     MP3で聴けます


「ただいま」と元気な声 ザラ板に響く足音
ランドセル放り出して 基地に向かって走り出す
  たきっこ達はみんな ギラギラと燃えている
  子供だから楽しいのさ 時が止まればいいのにな

喧嘩なんて日常さ ついつい手が出る口が出る
ゴメン言って握手して 涙乾けば仲直り
  たきっこ達はいつも ドキドキと感じてる
  みんな優しいよね 素直になれればいいのにな

プレハブに良い匂い おやつ作りも慣れたもの
当番は頑張るよ 遊んでばかりじゃないもんね
  たきっこ達はみんな グングンと育ってる
  やりたいことたくさんあるよ 体が二つあればいいのにな

のこぎりやかなづちを 握る手に光る汗
手作りのヤットコだぜ さあサッカーやろまいか
  たきっこ達はいつも ビシビシと鍛えてる
  怪我なんてしょっちゅうさ 明日も晴れるといいのにな

  たきっこ達はみんな ギラギラと燃えている
  子供だから楽しいのさ 時が止まればいいのにな



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21世紀の幕開けです。ボクの息子は今8歳と5歳。順調なら20世紀に生まれ、21世紀を生き、22世紀も体験できるかもしれません。ボクはちょっと無理かな。その差をすごく大きく感じます。

何にせよ、子供は社会の希望です。その「子供」が、20世紀の終わりに絶望的な事件をいくつも起こしました。背景として「学級崩壊」とか「荒れる学校」とかがよく言われます。事件の重大性は否定しませんが、小学生と保育園児を育てている親の一人としては違和感を感じています。例の中学校は隣の校区だというのにボクはのんびりしすぎているのでしょうか。

で、ボクはこんな「子供っていいよな」って歌を作ってしまいました。「たきっこ」とは、ここでは息子の行ってる学童の子供達のこと。いかにも、という子供らしさでしょうが、この子供達は実在します。寒風吹きすさび、雪・みぞれ舞うグラウンドで、奴らは元気にヤットコサッカーをしていました。大人であるボクはガクガク震え、せっかく撮ったビデオも再生すると酔ってしまうくらいだったのに。

この学童を運営していくために父母が大変な苦労をしなければいけないのも現実です。行政に歯がゆい思いをしているのも現実です。
新しい世紀では、安心して子供が暮らせる学童を安定して運営できること、そして少年犯罪(に限りませんが)が起こらないこと、そんなことを願って歌います。

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