ライン

週刊わやソング

2009.8.12号

特集:フォークジャンボリー

朝、7時少し前に家を出る。
休日だから高速が渋滞するかもしれないから早めにね。
豊明ICから伊勢湾岸道に乗り、
豊田JC・東海環状道・土岐JCと走り、
約1時間で屏風山PAに到着。
ここのなか卯で朝食。
親子丼ミニと小うどん。
何もかも順調で、中津川ICで国道19号に降りてから
走りなれた道を行くと椛の湖だ。
38年ぶりに復活のフォークジャンボリーは
全国区の知名度のビッグイベント。
幸い、第1駐車場に駐車できる。
会場へは歩いて5分。
開場前だけどサブステージの受付をさせてもらえ、
さらにセッティングが終わったばかりのところだったようで、
リハというか音出しをボクがすることになる。
この日は1曲入魂なので、
選曲している『偉い人』を通しで演奏する。
そして、いったん車にギターを置きに戻ってここまで書いたってわけだ。
さて、もうすぐ開場。

と、ここまでの文章は、当日駐車場の車の中で書いたもの。

このあと、入場待ちの行列に加わって再び受付を通ってから入場。
だが、こんな日記調ではどんだけ長くなるかしらん。
なので、ここからは後日総括調にするのだ。
#実際、終わって10日以上経ってから書き始めたのだし。


この夏。

1969年から3回行われた全日本フォークジャンボリーが復活した。
いや、復活したというより、復活させた、のだ。
40年前の主催者が、今、もう一度、という気になって、
再び取り組んだところに一つの意義がある。

ボク個人としては、
前回はまだフォークのフォの字もしらない子供だった。
大学生になってフォークサークルに入ってギターを覚え、
フォークソングというものを知ってからは
まだ30年も経っていない。

でもボクが今回のフォークジャンボリーに観客として参加して、
さらに、サブステージで出演したのは、
ボクのフォークソング歴の中で、
ここ「椛の湖」が深くかかわってきていたからなのだ。

サークルでみんなで歌った歌は、
ここから生まれ育った歌だった。
卒業してからも、
ここで開催されたキャンプコンサートなどには何度も通ったし、
飛び入り出演したこともあった。
湖水がひたひた迫る林間のキャンプ場にテントを張った夏。
名古屋から自転車で汗をかきながら走ってきた夏。
キャンプ場は高規格のオートキャンプ場になり、
車で乗り付けるようになったけれど、
ここの空気は変わっていないのだ。
それはステージが立派な常設のものになっても同じ。

そして、ボクはいろんな場を通じてここの人たちと知り合うことができた。
今回の(前回もという方も多いと思う)スタッフの方々に
知り合いが多いのが嬉しいのだ。
観客にも同じことが言えるのだけれど。

ボクはそんなわけでここに来た。
そして、「彼ら」が楽しみながら企画を作ってきたのを
確認できたのだった。

マスコミが取り上げると、
40年前の出演者が今もプロのミュージシャンとして活躍していて、
またこの地で歌ったというような記事になるのだ。
ま、それはいいとして、ボクとしては、
メインステージの最後が、
「土着民」、「我夢土下座」、「笠木透」だったということに
拍手をしたいのだった。



さて、書き忘れるところだったけど、
ボクのサブステージは2曲。
ホントは一曲入魂のはずだったけど、
時間があるからということでもう1曲できたのはありがたい。

まず、『偉い人』

最近のボクのテーマ、
時代は変わり、人は成長し、何もかも変わっていっても、
「歌」は変わらず、そのときどきのイミを持って、残っていくものだ、
というようなことを伝えたくて選曲。
珍しく歌詞カードを見ずに歌えるように練習もしたし。
カズーも調子よく吹けたかな。

もう1曲は『サのつくサカナの歌』

ズバリ受け狙いってのもあるのだけど、
ボクのフォークソング暦全ての中から、
1曲だけ選ぶとしたらこれかなってことで。
お客さんにも「サカナ」を言ってもらえただけでなく、
アクションまで付けてくれた人も居て嬉しかったのだった。

メインよりもサブのほうが面白かったと思うよ(^_-)



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