週刊わやソング2000.12.1号  前号へ  次号へ  バックナンバーへ

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信じたい        1992.9     MP3で聴けます


信号待ちをしてる 盲導犬の脇をすり抜けて
立派な身なりの紳士が 横断歩道を渡る
手にしていたタバコを 火が付いたまま無造作に
投げ捨てて何食わぬ顔で 電車乗り場に急ぐ

 あぁ 街では 優しさが枯れてしまって
 あぁ 人の心には 何が残っているのだろう

  信じたい 街にも 優しさがあふれてることを
  信じたい 人には 優しさがあるってことを


狭い道の端を ゆっくり歩いている年寄りを
邪魔だと言わんばかりの クラクションが驚かす
見通しの悪い角 一時停止をするべきなのに
ブレ−キ踏むより先に クラクションを鳴らしてる

 あぁ 車は 思いやりを忘れさせて
 あぁ 人の心には 何が残っているのだろう

  信じたい 車も 思いやりを見せてくれることを
  信じたい 人には 思いやりがあるってことを

  信じたい 街にも 優しさがあふれてることを
  信じたい 人には 優しさがあるってことを
  信じたい 車も 思いやりを見せてくれることを
  信じたい 人には 思いやりがあるってことを


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先日通勤途上で見かけたドライバーはすごかった。ボクは路地から信号交差点を右折して幹線道路へ進入。その交差点の真中で1台の車が止まっていた。ボクは入れたのだけど、後続が入れない。少し前に寄れば2台くらい入れるのにと運転席を見たが、ドライバーは雑誌を読みながらおにぎりを食べている。周りに気を配る様子は全く無い。信号が変わって前の車が動いてから少し間を置いてその車も発進。次の信号で隣の車線に来たので見ていたら、ペットボトルの水を飲んだ後、化粧を始めた。しばらく行ってまた信号待ちで並んだので見たら、今度はマンガを読んでいる。信号が青になってボクは左折、彼女は直進だったので、そこまでとなったが、走り出した後も確かにマンガは開いたままだった。あのー、信じたいんですケド。

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