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腕相撲  2009.2.2  音源は未収録です


中学の頃初恋の女の子に負けてしまったのだった
彼女と対戦したいきさつは何も覚えてはいないけど
思いかけず触れることができた彼女の手はとても柔らかくて
くすぐったくて気持ちよくて力が全く入らなかったのだ
  恥ずかしくて逃げたくなったけど嫌な思い出ではない
  もちろん彼女との再戦の機会はあるはずはないのだった
  恥ずかしくて逃げたくなったけど嫌な思い出ではない
  もちろん彼女との再戦の機会はあるはずはないのだった

親父にはただの1回も 勝つことができなかったのだった
ボクも部活で鍛えながら 何度も挑戦したのだけれど 
親父の腕はとてもぶっとくて やる前から負けていた
病気をしたり事故にあったりで 身体は弱っていたはずなのに
  勝てなくて悔しかったけど 強い親父でよかった
  もう親父へのリベンジの機会は2度とないのだった
  勝てなくて悔しかったけど 強い親父でよかった
  もう親父へのリベンジの機会は2度とないのだった

息子たちは二人ともボクにはまだ勝てはしないのだった
いつでもいい挑戦するのなら 受けてやると言ってるのだけれど
長男はとっくにボクよりも背が高くなってるし
次男の足はボクよりも1センチ以上大きいのに
  弱すぎて物足りなくてまだまだ負けるつもりはない
  でもいつかは父を超えろと願っているのだった
  弱すぎて物足りなくてまだまだ負けるつもりはない
  でもいつかは父を超えろと願っているのだった




当然実話なのです。

1番の歌詞は、笑いを取りたいのもあるけど、どこかで残しておきたいエピソードだったのですね。
彼女の手は、このときのほかに体育大会のフォークダンスの練習で握ったことがあります。
一人ずつパートナーが代わっていって、あ、もうすぐ彼女だ、で、手が汗ばんだりして。
気持ち悪いと思われないかななんてもうアタマん中グルグル。
で、直前で音楽が終わっちゃったり。
本番はそのパターンだったような。
どちらも甘く切ない想い出ですなあ。
今、やり直せるんなら、まっすぐ目を見つめてみたい、なんてね。

2番の歌詞は、亡くなった親父へのエールです。
子どものころ、子ども相撲で横綱だったとか。
背は高くないけど骨の太さから違っていたなあ。

そして3番はその裏返し。
今のところ、息子からみたらボクは骨の太い壁のような存在に違いないのです。
でも、ボクはとうとう親父には勝てなかったけど、息子にはいつかボクを負かして欲しい。
あ、親父もそう思っていたのかも。
親不孝だったぁ。

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