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「チンゲンサイ」 2010.8.13 音源は未収録です
10年一緒に 暮らしたウサギのメイ
チンゲンサイが 大好物だった
キャベツやニンジンをやったときとは
明らかに目の色が違っていた
朝夕に一把ずつのチンゲンサイ
けっこう贅沢な食生活だった
メイの異変を告げる 長男からの携帯が
帰宅途中のアピタの 食品売り場で鳴った
言いにくいんだけどと 言葉を選ぶ長男に
すぐ帰るとボクは答え レジへと走ってた
間に合わないことは わかっていたのだけど
買い物籠にはチンゲンサイを入れていた
ケージに横たわるメイは もう動かなかった
まだほんのりと暖かく まだ柔らかかった
いつものようにチンゲンサイに寄ってきた朝
それがボクが観た最後の 元気なメイだった
朝のチンゲンサイは 半分残っていた
だけどもう続きを食べることはないのだった
毎日のように買っていた チンゲンサイだったけど
ボクら人間はほとんど食べていなかったのだ
あの日のチンゲンサイは 冷蔵庫に残っていた
これを腐らせて捨ててしまってはいけないよね
レシピを見ながら 中華風に料理した
美味しく出来たよメイ チンゲンサイ美味しいよ
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やっとこさできました。
2008年2月26日に10歳を目前にして死んでしまったミニウサギのメイ。
メイが大好物だったチンゲンサイを題材にした歌をつくることをずーっと宿題にしてきました。
詩はすぐに書き始め、何度も直し、どうしても気が乗らなくて曲がつかず、
結局、2年以上もかかってしまいました。
今でもチンゲンサイを見るたびにメイのことを思い出します。
そしてこの歌ができたことでメイはずーっとボクの中に生き続けるのです。